ゴールデンウィーク (ＧＷ) のはじまりはいつ頃なんでしょうね?

◆ゴールデンウィークのはじまりは?◆
昭和23年に祝日法が施行されたことにより、4月29日から5月5日までの１週間に祝日が集まりました。
「ゴールデンウィーク」の名称は、映画会社の大映が松竹と競作して1951年（昭和26年）に同時上映となった 獅子文六原作の『自由学校』が大映創設以来（当時）最高の売上を記録し、 正月映画やお盆映画以上の興行成績を残したことで、映画界でこの時期に多数の動員を 生み出すことや活性化を目的として当時の大映常務取締役であった松山英夫によって 作成された宣伝用語。1952年(昭和27年)−1953年(昭和28年)頃から一般にも使用されるようになり、 他の業界にも広まりました。
(出典：Wikipedia で ゴールデンウィーク を検索、  日本文化いろは事典 で ゴールデンウィーク を検索 )

◆どこからゴールデンウィークの言葉が生まれたの?◆
放送業界用語の「ゴールデンタイム」をヒントに「最高に素晴らしい1週間」という意味で「黄金週間」と 命名し、よりインパクトの強い「ゴールデンウィーク」になりました。
(出典：All About→暮らし→冠婚葬祭→暮らしの歳時記→春の行事・楽しみ方(3〜5月)→どれが何の日？ゴールデンウィークの内訳 )

◆NHKはゴールデンウィークの言葉を使わない?◆
NHKでは「ゴールデンウィーク」でなく、原則として「大型連休」を使うことにしていいるようです。
気なったので、NHKのニュースを2回ほどみましたが、確かに「大型連休」と言っていました。
詳しくは、NHK→ことば(放送用語)→放送現場の疑問・視聴者の疑問 に記載されています。
抜粋します。
1970年代の「石油ショック」以降、「のんきに何日も休んではいられないのに、なにがゴールデンウイークだ」 といった電話が放送局に何本もかかってくるなど抵抗感を示す人が目立ってきました。 また、「外来語・カタカナ語はできるだけ避けたい」「長すぎて表記の際に困る」など、 放送の制作現場の声もありました。そのうえ、週休２日制の定着で前後の土曜・日曜を加えると １０日ぐらいになることもあり、ウイーク（週間）も的確な表現ではなくなってきました。 このため、放送では原則として「ゴールデンウイーク」は使わず、「大型連休」を使っています。
「大型連休」という語を使いながらも安易に繰り返すのではなく「今度の（春の）連休で…」 「この連休中(連休期間中)に…」「４月末からの（この○○日から始まる）連休で…」など、 ときには別の言い方や伝え方を織り込むような表現上の配慮やくふうをすることも必要でしょう。

◆ゴールデンウィークをＧＷと表記しだしたのはいつ?◆
調べてみましたが、わかりませんでした。
過去の新聞の閲覧をしてみましたが、
(1)全国紙のインターネットの閲覧サービスは昔の古い閲覧は有料で閲覧できない事
(国立国会図書館に行けば無料で閲覧できますが・・)
(2)一部の新聞などは「ゴールデンウィーク」という言葉が映画業界用語だったことから、 業界の宣伝になることや年配者に分かりづらいという理由などで、「大型連休」という表現で 統一している (Wikipediaより) という情報もあります。
そのため、新聞記事では判断できませんでした。

大分合同新聞（大分県立図書館作成）
記事番号：595239
見出し：ＧＷ総決算　野外施設はホクホク
市町村：大分県
日付：1985/05/08
朝夕：朝刊
分類：ホテル・宿泊所,交通一般,レジャー一般

滋賀県関係新聞記事見出し検索(滋賀県立図書館)
収録されている1983年 (収録新聞：京都、朝日、読売、毎日、産経、中日、日経) からだと、「連休」のキーワードは収録の1983年から使われており、「ゴールデンウィーク(注)」は1984年から連休と同様に頻繁に出現し、「ＧＷ(注)」は1987年から出現するもののそれ以後も掲載件数は少ない。
(注)ゴールデンウィークはゴールデンで検索、ＧＷはＧ Ｗ (Ｇ and Ｗ)で検索。