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「灯台もとくらし」の意味

「灯台もとくらし」って、全てを漢字にすると、どうなるのでしょう?
皆さんは、わかりますか?
ブログでは色々な漢字で書かれています。

漢字の当て方によって、直訳した時の意味が微妙に変わって面白いですよ。

まず最初に、「灯台」とは何か?
・岬の灯台(燈台)
・室内の灯(あかり)とりの灯台
 時代劇に出てくる。お皿にロウまたは油を敷き芯を入れたロウソクや
 縦長の丸いロウソクを置き、火を灯(とも)す台。
どちらの場合も考えてみましょう。

灯台下暗し
@灯台を岬の灯台だとすると、
遠くまで光を照らす岬の灯台の下では、以外に暗いように、 分かっていると思っている身近な事はかえって分かりにくい、 といった意味。

A灯台を室内の灯とりの灯台だとすると、
室内を灯す照明の灯台の下は、灯を乗せる台、灯台の枠などの 影になって暗いように、 分かっていると思っている身近な事はかえって分かりにくい、 といった意味。

灯台元暗し B灯台を岬の灯台だとすると、
遠くまで光を照らす岬の灯台の下では、以外に暗いように、 分かっていると思っている身近な事はかえって分かりにくい、 といった意味。(元を下と解釈して@と同じ)

または、
C灯台を岬の灯台だとすると、
岬の灯台が建てられる前までは、暗いものであったので 光を照らす灯台のおかげで、安心して航海ができるようになったことから、 便利または安心な暮しができる、といった意味。(元を前と解釈)

D灯台を室内の灯とりの灯台だとすると、
室内を灯す照明の灯台の下は、灯を乗せる台、灯台の枠などの 影になって暗いように、 分かっていると思っている身近な事はかえって分かりにくい、 といった意味。(元を下と解釈してAと同じ)

灯台下暮らし
E灯台を岬の灯台だとすると、
遠くまで光を照らす岬の灯台の下では、以外に光のないうす暗い暮らしだろうから、 分かっていると思っている身近な事はかえって分かりにくい、 といった意味。

または、
F灯台を岬の灯台だとすると、
光を照らす岬の灯台の下での生活は、勝手に灯りをつけてくれるので 楽をして過ごす、
といった意味。

G灯台を室内の灯とりの灯台だとすると、
室内を灯す照明の灯台で暮らしていても、灯台の下は、灯を乗せる台、灯台の枠 などの影になって暗く、明るくしていても失くしたものが、照らす物の下にあった りするようにいように、 分かっていると思っている身近な事はかえって分かりにくい、 といった意味。

または、
H灯台を室内の灯とりの灯台だとすると、
室内を灯す照明の灯台で暮らしてると、夜でも周りが見わたせて、 楽をして過ごす、といった意味。

その他の漢字あて
I灯台基暗し、灯台基暮らし
「基」とは基礎という熟語に使われるように、何かに対して基となる事を意味する。
建物の土台、物事の土台と言ったようなイメージ。
「灯台基」となると、灯台の土台となる。土台=下と考えると、 何となく意味は通るが、あえて「基」にした意味がしっくりこない。

J灯台本暗し、灯台本暮らし
「本」とは根本という熟語に使われるように、何かに対しての根本となる事を意味する。 「灯台本」となると、灯台の建物の本質と言った意味にもとれるが、 灯台が地面から突き出した部分、すなわち灯台の下と考えると、 何となく意味は通るが、あえて「本」にした意味がしっくりこない。

さてさて、
以上@〜Jまで、「灯台もとくらし」を漢字にしてみましたが、 一般的に言われているのは、どれでしょうか?

辞書では、「灯台下暗し」で検索できます。
意味は分かっていると思っている身近な事はかえって分かりにくいと言うことです。
岬の灯台ではなく、室内の照明の灯台です。
身近な例では、
メガネを頭に乗せているのに、メガネはどこにあるのかと、探している様子です。

ちなみに、「灯台元暗し」でも間違いではないようですが、下という意味を 明確にすることより「灯台下暗し」が推奨されているようです。
また、「燈台下暗し」でも間違いではありません。
「燈台」と言うと、岬の燈台をイメージしますが、「燈」は「灯」の旧漢字です。
とは言え、あえて、誤解を招きやすい漢字にすることはないので、 「灯台下暗し」とした方が無難です。


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