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<童謡「夕焼け小焼け」> 作詞者:中村雨紅(1972年5月8日没、著作権保護期間中) 作曲者:草川 信(1948年9月20日没、著作権保護期間満了済) 著作権保護期間中のため、歌詞は掲載できません。
中村雨紅が1919年に発表。草川信が1923年に曲をつけた。 ちなみに、「小焼け」とは何でしょう? 夕焼けと語調をそろえていう語。 「大辞林(三省堂)」 夕焼けがだんだん薄れること 「新明解国語辞典(三省堂)」 夕日が沈んで暗くなった後、もう一度空が赤く染まる現象 「インターネットで見つけたもの」 インターネットで調べると、「夕焼け小焼け」の歌は、 夕焼け→小焼け→日暮れ→鐘の音 という時の流れを示していると 説明をされている方もいました。「「勉強さしてもらいます」より」
夕焼け小焼けを使った童謡として、「赤とんぼ」も有名です。
「赤とんぼ」
三木露風が1921年に児童教育雑誌『樫の實』に発表、改定して童謡集『眞珠島』に収録。
発表年を見ると、夕焼け小焼けのフレーズは中村雨紅の方が先に使っています。 ・1897年2月6日、東京府南多摩郡恩方村上恩方字関場(現・東京都八王子市 上恩方町関場)の「宮尾神社」神官の次男として生まれました。本名は高井宮吉 ・1916年3月28日、東京府立青山師範学校を卒業。第二日暮里小学校に奉職。 ・1917年5月15日、東京府南多摩郡境村相原(現・町田市相原)の中村家(おばの家)へ 養子に行き中村姓となる。1923年5月29日に復籍。これは、結婚直後にあたる。 ・1918年3月30日、新設された第三日暮里尋常小学校に転勤。 このころから同僚と回覧文集を作り、「童謡童話運動」を始める。 ・1921年、『金の船』に童話と童謡を投稿して掲載される。 当時の筆名は「井宮」という。この頃、病気の野口雨情を訪問。 これを機に、雨情に師事し、童謡や詩を多数創作。ペンネームを井宮から、 「中村雨紅」に変えた。「中村」は養子先の姓で、「雨紅」は野口雨情の 「雨」の一字をもらい、「それに染まる、にかよう」との思いを込めた「紅」。 ・1923年7月、文化楽譜『あたらしい童謡』(文化楽社刊)に、 「ほうほう螢」「夕燒小燒」が掲載。 ・1924年3月31日、東京府北豊島郡板橋尋常高等小学校訓導となる。 ・1926年3月、日本大学高等師範部国漢科を卒業。 授業をこなしながら二年間の夜学で中等学校教諭の免状を得た。 ・1926年4月14日、東京府北豊島郡滝野川高等小学校訓導となる。 ・1926年12月30日、県立厚木実科高等女学校(現・厚木東高等学校)教諭になる。 退職までの23年間、ここに勤めました。 ・1927年1月7日、東京から神奈川県愛甲郡厚木町(現・厚木市)に引っ越した。 ・1962年11月27日、元湯 玉川館に中村 雨紅直筆の碑を建立。 「夕焼け小焼けの碑が終生の地となる神奈川にはないんだよ。」と おっしゃる中村氏の思いに玉川館が中村氏のお選びの位置に建立 ・1972年5月8日、厚木県立病院(現・厚木私立病院)で亡くなる(享年75歳) 厚木市に引っ越して、亡くなるまで45年間、厚木市に住んでいた。 厚木小学校の校歌は、作詞は中村雨紅で、作曲は岡本敏明です。 (池田小百合なっとく童謡・唱歌 & 元湯 玉川館より) ここまで読めばお分かりの通り、「夕焼け小焼け」の作者の中村雨紅氏と 厚木市とは長い付き合いがありました。 また、中村氏は、厚木市七沢の夕焼けは故郷の風景に似た趣があるとも 言われており、「夕焼け小焼け」は厚木の歌とも言えます。 夕方に「夕焼け小焼け」のメロディーを聞く時がありましたら、 歌詞を口ずさみながら、子供の頃を懐かしんでみてください。 (2009/11/23 追加) 2009/12/20の市民芸術祭に中村雨紅氏の「夕焼け小焼け」などの童謡を 厚木混成合唱団が歌う。 市民芸術祭は、2部構成で、第一部が合唱団が披露する。 第2部は、市民ミュージカル「大山の天狗さま」を市民34人が演じる。 ミュージカルは、昔の厚木が舞台で笑いや涙で村人たちの絆をテーマにした 物語です。日照りが続いき、このままでは食べるものがなくなると、 雨ごいをする。ある晩、一人の男の前に大山から降りてきた天狗が現れる。 天狗は、雨を降らせる代わりに命をもらうと言う。男が命はあげられない と答えると、天狗は、「楽しく喜ばせたら命をとるのはやめよう」と言った。 そのため、村人たちで笛と太鼓を鳴らして、仮装して舞を踊ることになった。 当日、天狗はこの舞に満足し、今後「里神楽」として大山に献上することを 申しつけてた。天狗は約束通り雨を降らせた。 原作は、三田にお住まいの近藤正さんが書いた童話「大山の天狗さま」です。 市民芸術祭は、指定席700円、自由席500円で文化会館および、各所のプレイ ガイドにて購入できます。
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