枝豆は何の豆かは、知っている人は知っていますが、意外と知らない人も多いはず。
実は、枝豆は大豆の未熟な実です。
枝豆と呼ぶのは、未熟な実ゆえに枝にしっかりとくっついているからでしょうね。
(元々、私も知りませんでした。TERRYさんから昔に聞いた話です。)
<弥生時代から大豆を食べていた>
史実による記録では、中国で紀元前400から200年前に北方から大豆が入ってきて、
異国から入ってきたマメということで「えびすまめ」といわれ、五穀に数えられてきました。
日本の食文化史の一説によれば、大豆は弥生時代に水稲とともに、あるいは少し遅れて
日本に入ったらしい。
なぜなら、縄文遺跡では、ツルマメ、リョクトウなどの小さなマメは出土していますが、
大豆のような大きめのマメの出土は無いと言います。
<17世紀から枝豆を食べていた>
未熟な実の枝豆が栽培され始めたのは300年程前からです。
平安時代ごろから、この食べ方があったらしいのです。
豆名月など、古くから行事に使われてきたらしい記載があります。
未熟な大豆をどうして食べ始めたかについては、明快な答えはありませんでした。
その説についてを大まかに記載します。
・食料不足説
奈良時代、度重なる飢饉による食糧不足で収穫前の大豆を食べてしまったと言う説。
・希少価値説
平安時代、収穫できる時期の短い枝豆は希少価値の高い食べ物として、
貴族達に珍重されていたという説。
・大豆加工説
平安時代には「醤」の製造技術が進み、それまで固形に近い物から、どろどろの液状に
なってきたといいます。大豆を煮ていたならば、枝豆としての食べかたもあったはず説
(注)「醤」(ひしお:しょうゆのルーツ)
ほとんどが引用になってしまう為、詳細は下記のサイトを参照してください。
1)発掘 あるある大辞典Uの放送テーマINDEXの2000年 第194回「枝豆」
2)枝豆のマメ知識 の「枝豆のルーツ」
<枝豆を食べる食文化は日本から>
現在枝豆を食べているのは中国、台湾、タイ、ベトナムなどアジア圏のわずか数カ国。
しかもその習慣はいずれも日本から伝わったものらしい。
枝豆が一般庶民の食生活に入ってきたのは江戸時代からと言われています。
夏になると背中に枝豆を背負った枝豆売りの声が町のあちこちにこだまし、
人々は歩きながら枝豆を食べていたという文献も残っているそうです。
<枝豆とビールが合う理由>
・悪酔い防止説
・塩分説
・感触説
ほとんどが引用になってしまう為、詳細は下記のサイトを参照してください。
1)枝豆のマメ知識 の「その他」の「エダマメがビールにあうわけ」
2)発掘 あるある大辞典Uの放送テーマINDEXの2000年 第194回「枝豆」の
「枝豆パワーで夏バテ・飲み過ぎ・過労を撃退!! 」
<枝豆にあって大豆にないもの>
枝豆は、大豆に含まれていないビタミンA・Cが含まれています。
枝豆は、大豆に含まれているタンパク質やミネラルが豊富に含まれています。
したがって、
枝豆は、大豆が持つタンパク質と、
緑黄色野菜が持つビタミンA・Cを同時に含んでいることになります。
詳細は下記のサイトを参照してください。
発掘 あるある大辞典Uの放送テーマINDEXの2000年 第194回「枝豆」の
「枝豆の構造がもたらすメリットとは!? 」
参考にしたサイト
・枝豆のマメ知識
・発掘 あるある大辞典Uの放送テーマINDEXの2000年 第194回「枝豆」
・食育大辞典で「枝豆」でサーチ【えだまめ(枝豆)】
・ためして ガッテン「放送日で探す」で 2004年7月14日を検索し
枝豆! あなたのゆで方は間違っていた(2004年7月14日放送)
・日本全国おふくろの味・旬の食材の枝豆
(今月の旬の食材しか表示されませんので、直接上記の枝豆で見てください)
・広島市総合学習研究会 の2001年10月8日「大豆物語失敗」
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