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どうして、火の車、自転車操業と言うの?
家計は「火の車」だ、「自転車操業」だ。と言いますが、
どうして、家計が四苦八苦状態をそう言うのでしょう?

<火の車>
「火の車」とは「火車」(かしゃ)とも言われています。
「火の車」、「火車」とは何でしょうか?
この世で罪を犯した者を地獄に運ぶ火の燃えている車のことです。
妖怪事典などでよく見かける車輪が燃えて走る車です。
晴れていてもあらわれると天候が悪くなり、またたくまに大雨風に
なり、暗雲から現れる。
葬式の際、にわかに大風雨が起きて葬式の人々を吹き飛ばし
棺桶の蓋をも引き剥がす。気づいた時には屍が無い。
これを「火車に憑かれた」と言って恥とか言う話もあります。
「鬼」を構成する丑寅の「寅」部分の存在の肥大や「魍魎」、
「化け猫」などの妖怪と同化し「等身大の猫科動物」と
いった「火車」も生まれています。
「火車」は「カシャボ」「カシャンボ」などと名を変え、
死体を妖怪に盗まれる話が『御伽草子』や各地の民話になっています。

「火車」は仏教の用語らしく『因果教』などにも出てくると言う。
中国にも似た話は有るらしく、どちらが先なのかは分かりませんが、
「七福神」が中国から伝承されたことを考えると、
元は中国からなのだろうと推測します。
では、どうして家計が四苦八苦状態をそう言うのでしょう?
それは、貧乏に苦しむ人は地獄への入り口手前で、「火車」が呼びに
来ることを意味しているのではないでしょうか?
「火車」について参考になるサイトを紹介します。→ 泉獺の水辺の棲家
「安澤の論文」→「火車(かしゃ)の資料 」の順で尋ねてみてください。
また、宮部みゆき著 『火車』と言う小説があります。
傑作品だとの噂です。(山本周五郎賞受賞作)
出版 新潮文庫 
著作年 92年7月 
頁数 582ページ 
定価 743円 

<自転車操業>
自転車は、常にペダルをこいでいないと倒れてしまいます。
資金の借り入れと返済を繰り返しながら、かろうじて倒産を免れ操業を継続する状態が
自転車の運転と似ていることから、「自転車操業」とたとえられている。
ちなみに、「火の車」が車輪を連想するのと、自転車が大きな車輪で構成されているのは
偶然なのでしょうか?「火の車」から連想して、転じたものではないかと言う気もします。
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