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「ポン引き」の「ポン」って何?
単純な疑問です。「ポン引き」の「ポン」って何?

「ポン引き」の意味から
路上などで、巧妙な話術と様々な手口で通行人をボッタクリ店へ案内する悪徳案内人の事。
厳密には、「呼び込み」・「ビラ引き」とは異なります。

英語で言うなら
英語で言うなら「Pimp」ってところでしょうか?
「言葉巧みに人を陥れ、金品を騙し取る者」って意味です。

「ポン引き」の「ポン」の有力説
お茶の「本非」から由来する。
足利期、蓋をとって茶柱が立っているのが勝ちという賭茶があった。
各寺で開かれ、参加に一割づつの布施を支払った。
『花園天皇記』、『師守記』、『看聞御記』にその記載がある。
『看聞御記』には、親王さまが一茶やるべえと寺通いをなさった記載があり、
今日の「イッチョヤルベエ」の語源であるとの説もある。
しかし、寺での賭茶は、庶民は許されていなかったため、門前の店で、
茶柱の賭博(とばく)が始まった。「かけ茶屋」の「かけ」とは、賭博の「賭け」を
意味する「賭け茶屋」が起源であり、腰掛けるから「掛け茶屋」となったのは後年である。
これに対して神祗側でも、「本非(ほんぴ)」とか「四種十服の勝負」といった賭茶を始めた。
当然、庶民での賭博場所も起こる。しかし、寺側のように固定客層がいないから、
客引きを行って客集めを行った。
この事から、現在の「ポン引き」は、「本非引き」から「ポン引き」に変わったという説がある。
ちなみに、八坂神社あたりの店では、加茂川べりまで出かけ客引きを行い、
加茂で拾ってくるので「加茂客」、従って、上客を「カモ」と呼ぶ語源ともなっている。

「本非」とはどんな賭茶?
かつては京都栂尾(とがのお)のお茶を「本茶」、それ以外の産地のお茶は「非茶」と
呼び、「本非」は、そのお茶の「本・非」の飲み当てを行うもので、四種の茶を十服するのを
標準とした。
栂尾の茶とは明恵上人が栄西禅師より与えられた茶子(ちゃのみ)五粒を京都栂尾の
深瀬に植えたのを起源とし、中世を通じて我国第一の名茶として珍重され、のちに宇治茶を
以てこれに次ぐものされた。逆に言えば宇治茶でさえ「本茶」にかなわなかった事になる。
ちなみに、現在は、京都栂尾の茶を倣って、静岡県内で一番優れたお茶であった地域の
お茶も「本茶」と呼ぶようになり、その本茶が山のお茶「山茶」であったことから、
「本山茶」と呼ばれるようになったそうです。

「本非」も進化した。
「本非」の茶種は四種を基準にしていたが、二十種、三十種、五十種と増え、服数も
それにつれて十服茶より百服茶まで漸次増えていった。
公家、武家では「本非」は闘茶とも称されるが、少なくとも庶民の間では賭博として扱われた
ことは疑いない。現在でも、闘茶保存会などで、この本非を体験できる。
それは、公家、武家が行ったもので賭博性の少ないものである。

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