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あじさい
梅雨時期にになると鮮やかなあじさいが咲きみだれます。
ちょっと変わったあじさいがあります。
「がくあじさい」と言われるものです。
下に写真を載せましたので、何が違うか確かてください。
がくあじさい
ajisai1.jpg
珍しい二重がくあじさい
 
ajisai2.jpg
がくあじさい

2003/07/20 追加
あじさいを漢字に直すと「紫陽花」と書きます。
紫色の太陽の様な花ということでしょうか?
語源は、集真藍(アズサアイ)、集藍色(アズサイ)から来ているらしい。
どちらも藍色の花がたくさん集まって咲くという意味だそうです。
万葉集にもアジサイが歌われています。「味狭藍」「安治佐為」と書かれています。
読みはあじさいでも漢字が定まっていないことが分かりますね。
いつからあじさいが「紫陽花」に定着してのでしょうか?

さて、あじさいは、大きく分けて2種類に分けれます。
・「がくあじさい」
・「ほんあじさい(ハイドランジア)」(西洋あじさいとも呼ばれる)

「がくあじさい」と「ほんあじさい」 写真にあるように、「がくあじさい」は中央に小さな花がありその周りに大きな花び らの花が集まったものです。額(がく)のあるあじさいだから「がくあじさい」と言 われているのではないでしょうか?
この「がくあじさい」は、「自生(野生)あじさい」とも言われ、元祖のあじさいな のです。あじさいは日本が原産の花で、この「がくあじさい」が原形です。

日本から西洋に渡り品種改良により今の丸い塊で咲くあじさいになったとされていま す。この品種改良された丸い塊のあじさいを「ほんあじさい」と呼んでいます。
今では、原産国の日本でも殆どがこの西洋のあじさいばかりです。あじさいと言えば、こ の「ほんあじさい」をイメージします。

何故、西洋あじさいを「ほんあじさい」と言うのか、私なりに考えてみました。
「がくあじさい」は日本ではあまりよいイメージの花としてとらえられていなかった 様です。「幽霊花」とまで蔑まれていた時代もあります。
花と言うには華やかさがな い為と、蒼白い花という所が、なんとなく気味悪いイメージを作り出していたのか もしれません。
しかし、西洋のあじさいが逆輸入されると、品種改良されたあじさいは艶やかな花に 変身して、日本人もあじさいを花としての価値を認めることになります。自生(野生) のあじさいと品種改良されたあじさいとを区別する為、花としての価値のある方を 「ほん」と言っているのではないかなと思ってます。元祖で言えば、「がくあじさい」 のほうが「ほん」の様な気がしますが・・・・。

私は、「がくあじさい」の方が好きです。華やかさはないものの、凛とした姿が好き です。額(がく)という言葉も名は体を表すでわかりやすくて好きです。
各地にあじさい園はありますが、「がくあじさい」は少なく、希少価値があります。
せっかく咲いている「がくあじさい」をもぎ取っていく人が後をたたないとも聞きま す。
ご存知の様にあじさいは、挿木で増やすことができますので、もぎ取ったあじさ いを自宅で栽培しようとする人達の仕業です。実際、無残に摘み取られた「がくあじ さい」の姿を見たことがあります。摘み取り方によっては、来年に花を咲かせられな いこともあるのですから寂しいことです。


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